インバウンド需要を逃さない。音楽のプロが選んだ、店舗来客のための多言語化対応
株式会社宮地商会
様
海外の音楽ファンが直接来店・問い合わせをしてくる時代。しかし、Webサイトが日本語だけでは、そのポテンシャルを十分に活かしきれません。
都内を中心に40以上の音楽教室と複数の楽器店を展開する株式会社宮地商会では、中国・シンガポール・マレーシアといったアジア系のインバウンド顧客が楽器店を訪れることが以前から続いていました。そんな中、Webサイトの多言語化は長年の課題として意識されてきました。
しかし、自社で翻訳ページを制作するにはページ数が多すぎる。かといって自動翻訳ツールだけでは品質に不安がある。複数の選択肢を比較検討した結果、「機能の充実度」「社内での管理のしやすさ」「費用」の三点が決め手となり、Autolingualの導入を決定。英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語の4言語対応を、社内の担当者だけでスムーズに設定完了しました。
多言語化の背景から導入の経緯、そして今後の展望まで、マーケティングを担当される鬼頭さんと松本さんにお話を伺いました。
音楽に関わるすべてをカバーする、総合的な事業展開
─ まずは貴社の事業内容について教えてください。
松本さん: 弊社のメイン事業は音楽教室の運営です。都内を中心に40教室以上を展開しています。それと合わせて、都内に楽器店も構えています。
もともとは楽器の卸事業からスタートした会社で、そこから教室運営や店舗展開、輸入事業、プロオーディオ機器の納品、楽器のメンテナンスやアフターフォローまで、音に関わることをトータルで手がけています。防音リフォーム事業も展開していて、本当に幅広い形で音楽に関わっているという会社です。
─ 松本さんの普段のご担当業務を教えていただけますか。
松本さん: 事業部のマーケティング担当として、Webサイトの展開を中心に見ています。ホームページのリニューアルや新規ページの制作といったディレクション・制作業務に加えて、新しいサービスやWeb周りの機能拡充なども担当しています。今回のAutolingualの導入もその流れの中で進めていきました。
インバウンド需要に応えたい。多言語化検討の出発点
─ サイト多言語化を考え始めたきっかけや背景について教えてください。
鬼頭さん: 弊社の楽器店には、以前から中国やシンガポール、マレーシアといったアジア系のお客様がいらっしゃって、実際に商品をご購入いただくこともありました。それに加えて、海外から事前にお問い合わせをいただくケースも出てきていました。
グローバルな販売拡大を意識していくにあたって、海外のお客様を意識したサイト展開が全くできていないという状況がありました。特に物販のページは、来日されたお客様や海外在住の方が商品ラインナップを見て来店や問い合わせにつながるケースもあるので、そこへの対応は進めていきたいという思いがありました。
松本さん: 多言語化の話自体は1年半ほど前から社内で上がっていました。ただ、他のサイトリニューアルや案件が重なっていたこともあり、昨年の夏以降に改めて本格的に動き始めた、という流れです。
自前翻訳もGoogle翻訳も、それぞれに課題があった
─ Autolingual以外の手段はご検討されましたか?
松本さん: はい、いくつかの方法を検討しました。まず「自分たちで翻訳して英語版ページを作る」という案がありましたが、弊社はページ数も多く階層も深いので、それをすべてやり切るのは現実的ではないと判断しました。
次に、Google翻訳のような自動翻訳ツールを使う方法も検討しました。ただ、その精度について社内でも懐疑的な意見が多く、「本当に大丈夫か」という不安がありました。
また、翻訳後にネイティブチェックや修正ができる環境というのも重視していました。自動翻訳をそのまま公開するのではなく、公開前に内容を確認・修正できるツールが必要だと考えていたんです。
─ その中でAutolingualを選んでいただいた決め手はどのような点でしたか?
松本さん: いくつか他社のサービスも資料請求して比較しました。最終的にAutolingualを選んだのは、機能と管理のしやすさ、そして費用面のバランスが一番合っていたからです。
また、弊社には英語を理解できるスタッフもいるので、デモ画面で実際の翻訳品質も確認しました。英語表示を見て「これなら大丈夫そう」という判断ができたのも安心材料になりました。
レイアウト崩れの懸念も払拭。4言語対応をスムーズに設定
─ 導入にあたって、社内で特に確認したポイントはありましたか?
松本さん: 一番気になっていたのは、翻訳を挿入したときにページのレイアウトが崩れないかという点でした。デモ画面で実際に確認できたので、その懸念は払拭できました。また、英語・簡体字・繁体字・韓国語の4言語を想定していたので、それぞれの表示もしっかり確認しました。
設定自体は社内の管理者が行いましたが、特に難しいことはなく、スムーズに完了しました。言語別のURLを設定する機能があるのも、私たちとしては重要なポイントでした。
─ 実際に使ってみての印象はいかがですか?
松本さん: ツールとしての使いやすさは非常に感じています。コードを触ることなく導入できますし、テキストの修正や単語の登録といった管理作業も直感的に操作できます。社内だけで設定が完結できる点は、本当にありがたいと思っています。
物販から教室、新サービスまで。多言語化の可能性は広がる
─ 今後、Autolingualをどのように活用していきたいですか?
鬼頭さん: まずは楽器販売のページからしっかり多言語対応を進めていきます。ピンポイントで特定の商品を探しているお客様もいれば、日本に来られた際にラインナップのボリューム感を見て来店いただくお客様もいるので、そういった海外のお客様に対してしっかり情報を届けられる体制を整えたいです。
─ 最後に、Autolingualはどのような企業・サービスに特に向いていると思いますか?
松本さん: やはり物販系のショップは相性が良いと思います。購買が直接発生する場所ですし、インバウンド需要のある店舗にとっては特に価値が高いんじゃないでしょうか。
また、コンテンツマーケティングに取り組んでいる企業にも向いていると思います。ブログや導入事例のような記事コンテンツを通じて集客をしている場合、その記事が海外の方にも読んでもらえるようになるのは大きいですよね。物販系とコンテンツ系、この二つは特に活用の意義が大きいんじゃないかと思います。