自社製ステンレス容器の海外展開を加速する。機能性とコストの「最適解」としてのAutolingual
製造業海外展開更新工数削減

自社製ステンレス容器の海外展開を加速する。機能性とコストの「最適解」としてのAutolingual

MONOVATE株式会社

高い衛生基準と品質が求められる、「ステンレス容器」の世界

ーMONOVATE様の事業内容について簡単に教えてください。

嶋田さん:私たちは、あらゆる業界で使われる「ステンレス容器」の製造・販売を行っています。単に物を入れる容器だけでなく、中身をかき混ぜる「攪拌(かくはん)」機能や、温度を一定に保つ「保温・加熱」機能を持たせた、付加価値の高い製品を展開しているのが特徴です。

主なターゲットは、製薬、半導体、食品、化粧品、化学工業といった、非常に高い衛生管理や品質が求められる5つの業界です。例えば製薬業界では、容器の素材から不純物が溶け出さないことや、洗浄時に菌が残らないよう溶接の隙間を極限まで排除するといった高度な技術が求められます。私たちはこのニッチな分野で非常に高いシェアを持っており、現在では売上の半分以上を海外が占めるほどになっています。

海外での集客を最大化するため、Webサイトを「網を広げる」起点に

ー海外展開におけるWebサイトの役割はどういったものなのでしょうか。

嶋田さん:以前は海外の販売代理店を通じた取引が中心でしたが、現在は日本国内と同様、Webを起点とした集客に力を入れています。5〜6年ほど前から英語版のWebサイトを立ち上げ、徐々にコンテンツを拡充してきました。

海外市場では、国や文化によってどのようなニーズがあるのか、正直なところ未知数な部分も多いです。そのため、まずは国内で成功しているWebサイトをお手本に、多様な製品情報を多言語で発信し、世界中に「網を広げる」戦略をとっています。実際に、トリニダード・トバゴのような予想外の国から注文が入ることもあり、インターネットを通じて世界中の潜在顧客とつながることの重要性を日々実感しています。

高額な専用ツールか、不安定なプラグインか。多言語化のジレンマ

ーAutolingualを導入する前は、どのような課題があったのでしょうか。

園原さん:まずWordPressのプラグインを検討しましたが、すでに多くのプラグインが入っているため、干渉してレイアウトが崩れるなどの問題がありました。

次に専門の多言語化ツールを検討しましたが、試しにやってみるには高額すぎました。また、多人数での管理機能など、私たちのような少人数運用には不要な機能が多く、オーバースペック気味だと感じました。

さらに、ページ数が数百ページあり、製品ページも多いため、手作業での翻訳は現実的ではありませんでした。コンテンツ量×言語数を考えると、外部ツールを使わないと対応できないことは明らかでした。

機能要件と価格がドンピシャだったAutolingual

ー複数の選択肢がある中で、Autolingualを選んだ決め手は何でしたか。

園原さん:判断軸としては、まずWordPressでちゃんと動くこと。次に、自動翻訳をしてくれた上で、辞書登録や編集で細かく調整できること。そして、導入のしやすさです。タグを埋め込めばすぐに導入できるという手軽さは重要でした。

翻訳の品質については、製造業という特性上、美しい文章よりも機能的な説明が正確に伝わることを重視しています。そのため、一定のクオリティで翻訳でき、必要に応じて個別に手直しができ、各国言語に対応しているという条件を満たしていれば十分でした。

また、私たちはWordPressというCMSを軸として持っており、特殊なCMSに依存したくないという考えもありました。将来的には国内サイトと海外サイトを統合し、国内をベースに多言語コンテンツを持つという理想形を目指しているため、海外サイトが特定のCMSに依存する状態は避けたかったのです。

管理画面の使いやすさと、海外進出の「入門から応用まで」支える柔軟性

ー実際に導入してみての手応えや、今後の活用について教えてください。

園原さん:導入は非常にスムーズで、管理画面も直感的で分かりやすく、迷うことがありませんでした。技術的な面でもヘルプページが充実しており、スムーズに本番公開まで進めることができました。

現在は英語や中国語を中心に展開していますが、今後はタイやドイツ、インドなど、さらなる市場拡大に合わせて言語を追加していく予定です。また、国によって電気規格や法律(薬機法等)が異なるため、単純な翻訳だけでなく、国別のローカライゼーションをどう進めていくかが次の課題です。Autolingualであれば、言語ごとに細かな調整が効くため、柔軟に対応していけると考えています。

ー翻訳の精度についてはいかがですか?

劉さん:翻訳品質についてはほぼ問題ありませんでした。英語も中国語(繁体字・簡体字)も確認しましたが、修正が必要なのは主に専門用語の部分でした。

例えば「ジャケット」という用語があります。これは容器の外側と内側の二重構造で、外側に温水などを循環させて加熱・冷却する機構のことですが、一般的な翻訳では正しく訳されません。こうした業界特有の用語については辞書登録で対応しました。

感覚としては、ページ単位や文章単位というよりは、単語単位で修正すれば大丈夫という印象です。一度辞書に登録してしまえば、その後の運用の手間も大きく削減されます。もともと社内にあった単語集をCSVでそのままインポートできたのも便利でした。

ーAutolingualはどのような企業におすすめできますか?

嶋田さん:これから本格的に海外進出を考えている企業には最適だと思います。 海外展開はスピード感が重要ですが、最初から膨大な予算と時間をかけてプロジェクトを組むのはリスクがあります。Autolingualは「まずはやってみる」という入門編としても使いやすく、かつサイト規模が大きくなっても耐えうる応用力があります。コストを抑えつつ、最短距離で世界に情報を届けたい企業にとって、これ以上のツールはないのではないでしょうか。