
日本のAI計算インフラを、地方から世界へ。Autolingualが支える日本発GPUクラウドサービスのグローバル展開
株式会社ハイレゾ
様
生成AIの爆発的な普及とともに、GPUによる計算力の需要は日本国内にとどまらず、アジア諸国をはじめ世界中で急速に高まっています。
2019年よりGPU専用データセンターを運営し、石川・香川・佐賀の3県で4拠点を展開する株式会社ハイレゾ。主力サービス「GPUSOROBAN」は、廃校などを活用した地方データセンターを基盤に、低コスト・高性能なGPU環境を提供するクラウドサービスで、日本発のAIインフラ企業として存在感を高めています。
国内顧客を中心に事業を展開してきた同社ですが、このたびブータン王国でのグリーンAIデータセンター構築に向けた小規模実証事業が、経済産業省の『令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助⾦』に採択されました。このブータンでの実証をはじめとしたグローバル展開の加速に伴い、コーポレートサイトの多言語化が急務となりました。複数の選択肢を検討した結果、「シンプルな操作性」「社内で完結する運用体制」「手頃な導入コスト」の三点からAutolingualの導入を決定。広報をご担当の野上さんと、海外展開営業を務める大熊さんにお話を伺いました。
ブータン実証を起点に、本格化するグローバル展開
─ サイト多言語化を考え始めた背景を教えてください。
野上さん: これまでは国内企業や自治体との連携を中心に事業を進めてきましたが、AI需要そのものは日本だけでなく、アジアを含めて海外でも非常に大きく伸びています。特に現在進めているブータンでの実証事業をきっかけに、今後は海外も視野に入れた発信が必要になってきました。
ブータンの取り組み自体は実証段階ですが、その先には大規模なデータセンター建設も見据えています。また、クラウドサービスなので、必ずしも現地に拠点が完成していなくても、日本国内のGPUリソースを海外向けに提供することは可能です。まずは英語でしっかり情報発信できる状態をつくる必要がありました。
─ 特にどの地域を意識されていますか。
大熊さん: 東南アジアや南アジアですね。なかでもインド、シンガポール、台湾などは有力な市場として見ています。もちろんクラウドなので理論上はどの国にも届けられますが、GPU計算資源が不足している地域、これからAI需要が伸びる地域に対して発信していきたいと考えています。
「システムで効率よく多言語化する」が前提。その中でAutolingualを選択
─ Autolingual以外の多言語化手段は検討されましたか?
野上さん: 社内に英語を話せる社員が少なく、自社翻訳は現実的ではありませんでした。最初に提案いただいた別のツールは月額約12万円、年間で100万円を超える金額で、「これでは導入できない」という状況に。その流れで、社内のメンバーからAutolingualを紹介してもらったのがきっかけです。
─ 決め手はどのような点でしたか?
野上さん: 一番大きかったのは、操作性がすごくシンプルでわかりやすかったことです。ボタン位置の調整や辞書登録、翻訳管理など、どこで何をすればいいかが直感的にわかりました。私だけでなく、他のメンバーが操作しても迷うことなく運用出来そうだと感じました。
それに加えて、コスト面も大きかったです。先に見ていた他社サービスはかなり高額で、導入が現実的ではありませんでした。その点、Autolingualは導入しやすい価格帯で、しかも実際に操作してみると設定も簡単だったので、非常に魅力的でした。
社内3名でスムーズに導入。翻訳品質もネイティブ目線でチューニング
─ 導入はスムーズに進みましたか?
野上さん: タグを埋め込む作業を含め、特に躓くところはありませんでした。当社には情報システム部がなく、広報と社内でテクノロジーに詳しいメンバーの計3名で操作していますが、未経験でも簡単に導入ができました。
─ 運用面で気づいた点はありますか?
大熊さん:翻訳の精度については、概ね問題ないものの、実際に細かく見ていくと調整したい部分もありました。日本語では主語を省略することが多く、例えば英訳時には会社名の「Highreso」を主語として補う必要がある。今は日本語の文を調整したり、翻訳管理画面で修正したりしながら進めています。
海外向け発信の基盤として、サービスサイトなどへ活用を広げたい
─ 今後の活用方針と、総合的な感想をお聞かせください。
野上さん: コーポレートサイトに加えて、サービスサイトや連携するまとめサイトの多言語化も検討しています。サービスサイトのリニューアルと合わせて進めていく予定です。導入のしやすさ、操作の分かりやすさ、そしてコストの安さ——この三点は非常に魅力的でした。翻訳品質の細部は現在チューニング中ですが、「すぐに多言語化を始めたい」というお客様には、自信を持っておすすめできるサービスだと思っています。