
外部パートナー向けポータルを英語化。後からでも導入しやすい仕組みで、交通インフラを運営する大規模施設事業者の業務デジタル化を支える
JALデジタル株式会社
様
JALグループのIT・デジタル領域を担い、システムの開発・維持管理を手がけるJALデジタル株式会社。同社では、グループ内の業務支援に加え、グループ外のお客様に向けたシステム開発・導入支援にも取り組んでいます。
今回Autolingualを導入したのは、交通インフラを運営する大規模施設事業者の業務刷新プロジェクトで構築する、外部パートナー向けポータルです。運営事業者とエアライン系事業者、航空関連事業者、その他の外部パートナーをつなぐこのポータルでは、海外事業者とのやり取りも発生します。一方で、英語対応を必要とする利用者は限られるため、英語版を別途開発・運用するほどの規模ではありませんでした。
そこで、必要な範囲に絞って効率よく英語化できる仕組みとしてAutolingualを導入。多言語化の背景や選定理由、実際の使用感について、デジタルデリバリー部の山口様に伺いました。
多数の外部パートナーが利用するポータルを、必要な範囲で英語化
─ まず、JALデジタル様の事業について教えてください。
山口様:当社は、JALグループのITに関わるシステムの開発・維持管理を主に担っています。そのなかで私の所属するデジタルデリバリー部は、グループ外のお客様向けの事業も手がけています。近年は、エアライン系事業者や航空関連事業者のお客様に向けた案件にも携わっています。
現在は、交通インフラを運営する大規模施設事業者の業務刷新プロジェクトに携わっています。複数のシステムを刷新・導入する取り組みの一部として、外部パートナー向けポータルを構築しています。
─ どのような役割のポータルなのでしょうか。
山口様:運営事業者と外部の事業者をつなぐための仕組みです。エアライン系事業者のほか、現地で事業を行う事業者、各種業務を担う事業者など、多くのパートナーに利用いただくことを想定しています。
これまでエクセルで管理していた業務や、一部だけがシステム化されていた業務をアプリケーション化していくプロジェクトです。ただ、すべての利用者にアカウントを付与するのは現実的ではありません。利用頻度が低い方にも使いやすいWeb画面を用意し、そこから手続きや情報確認ができる形にしています。
─ 多言語化が必要になった背景を教えてください。
山口様:海外のエアライン系事業者など、海外企業と直接やり取りするケースがあるためです。国内の担当者がいれば日本語で進められますが、海外の担当者と直接やり取りする場合は、書類や画面を英語で用意する必要があります。
ただ、英語対応が必須の利用者は全体の一部です。英語版のアプリケーションを別途開発する方法もありますが、そこまで大がかりな仕組みは必要ありませんでした。必要なときに、必要な画面を英語化できる方法を検討しました。
規模と費用のバランスから、Autolingualを選定
─ 多言語化の方法はどのように検討されましたか。
山口様:Web画面の構築を担当するパートナー企業から、海外製の多言語化ツールを紹介いただきました。機能面では使えそうでしたが、海外企業で国内の代理店もなく、当社として取引するための条件を満たすことが難しい状況でした。
そこで国内のサービスを調べ、Autolingualを含む複数のツールを比較しました。もう一方のサービスは、幅広い機能やカスタマイズを前提とした印象で、今回のシステム規模にはやや大きすぎると感じました。
Autolingualは、少ないコストで必要な機能を実現できそうだった点が決め手です。英語対応が必要な範囲は限定的だからこそ、過剰な開発をせずに導入できることを重視しました。
─ 実際に使ってみての感想をお聞かせください。
山口様:導入当初は、細かな編集の設定方法を試行錯誤しながら進めました。特に、ページの構造によって識別情報が変わる箇所は、指定方法に少し悩みました。
一方で、ライブ編集の機能は直感的に扱えましたし、最終チェックの段階では問題なく設定できています。最初の検証時から機能がアップデートされ、現在導入しているサイトでは特に困ることなく利用できています。
自動翻訳だけでは、ビジネス上の意図と異なる表現になることがあります。そのため、手軽に翻訳できるだけでなく、「この場所はこの表現にしたい」と調整できる点は非常に良いと感じています。
英語対応を想定していなかったシステムにも、後から導入できる
─ 今後、Autolingualをどのように活用していきたいですか。
山口様:他の小規模な施設向けシステムでも、外部の事業者に手続きや届出をしていただくWeb画面があります。現時点で英語化の要望はありませんが、今後海外の事業者が利用することになれば、英語版を別途開発するよりも、Autolingualを導入して設定する方が効率的だと考えています。
もともと英語対応を想定していなかったシステムにも、後から導入できる点がAutolingualの良さです。必要なタイミングで多言語化を始められる選択肢として、今後も活用の可能性を検討していきたいと思います。