Webサイトを翻訳する方法とは?サイト翻訳ツールを徹底解説!

海外のサイトを読みたい、または自分のWebサイトを多言語対応したい――そんな時に便利なのが「Webサイト翻訳ツール」です。本記事では、閲覧者向けのページ翻訳方法から、制作者向けの多言語化ツールまでを総まとめ。Google翻訳やDeepL、PDF翻訳のやり方まで詳しく解説します。
Webサイト翻訳ツールとは

近年、インターネットを通じた情報発信や収集が日常化する中で、「Webサイトの翻訳」はますます重要になっています。ただし、そのニーズはサイトを「閲覧する側」なのか「制作する側」大きく2つの立場に分かれます。
1.サイト閲覧者向けの翻訳ツール
海外のWebサイトを読みたいけれど、言語の壁に悩むユーザー向けに提供されるのが「閲覧者向けの翻訳ツール」です。これらのツールを使えば、ページを丸ごと英語翻訳したり、自動で複数言語に切り替えたりすることができます。
2.サイト制作者向けの翻訳ツール
一方で、グローバルに情報を発信したいWebサイト制作者は、自分のサイトを多言語対応にする必要があります。このような場面で活躍するのが「制作者向けのWebサイト翻訳ツール」です。翻訳精度だけでなく、SEO対策やUIの多言語最適化まで考慮されているのが特徴です。
制作者向けWebサイト翻訳ツールの詳細については↓をクリック
【2025年版】Webサイト多言語化ガイド!メリット・費用・方法から注意点まで徹底解説
サイト閲覧者向け翻訳ツール5選【英語翻訳・ページ丸ごと翻訳対応】

外国語で書かれたWebサイトを読む際に活躍するのが「サイト閲覧者向け翻訳ツール」です。これらのツールを活用すれば、英語をはじめとする外国語のページを日本語に翻訳して、内容を理解しやすくなります。特に「ページ丸ごと翻訳」が可能なツールは、ユーザーのストレスを減らし、快適なWeb閲覧をサポートします。
以下に、特に人気・実用性の高い翻訳ツール5選をご紹介します。
1. Google翻訳
特徴
Google翻訳は、もっとも広く使われている無料翻訳サービスの一つです。100以上の言語に対応しており、テキスト翻訳はもちろん、Webページ全体を自動翻訳する機能も備えています。AI技術を活用しており、年々翻訳精度が向上しています。
2. Weblio英語翻訳
特徴
Weblioは英語学習者に人気のあるオンライン辞書であり、翻訳ツールとしても活用可能です。特に英語に特化しており、自然な文章への言い換えや文法チェックにも優れています。
使用方法
1.Weblio翻訳サイトにアクセス
2.翻訳したいテキストを入力すると、英語→日本語、日本語→英語の翻訳結果が表示されます。
3.URL入力によるページ全体の翻訳機能はありませんが、英文の細かな意味を知りたいときに便利です。
3. DeepL Pro
特徴
DeepLは高精度なAI翻訳で注目されている翻訳サービスです。ニュアンスや文脈に強く、自然な翻訳結果を提供するため、ビジネスシーンでも多く利用されています。英語だけでなく、ドイツ語、フランス語など複数の欧州言語にも対応。
使用方法
1.DeepL翻訳サイトを開く。
2.翻訳したいテキスト、または文章を入力。
3.有料の「DeepL Pro」では、翻訳APIやドキュメント(PDFやWord)のアップロードにも対応。
4.ページ全体の翻訳には対応していないため、文章単位での翻訳が中心です。
4. Microsoft Translator
特徴
Microsoftが提供する翻訳ツールで、70以上の言語に対応しています。Windowsユーザーとの親和性が高く、Office製品やEdgeブラウザとの連携機能が充実しています。
使用方法
1.Microsoft TranslatorのWebサイトまたはアプリから翻訳機能を利用可能。
2.Edgeブラウザでは、翻訳したいページを開くと自動で翻訳オプションが表示されます。
3.テキストや会話、画像、Webページなど多様な翻訳スタイルに対応。
5. Safariでも翻訳可能(iPhone・Macユーザー向け)
特徴
AppleのSafariブラウザにも、標準でWebページ翻訳機能が搭載されています。英語を含む主要言語に対応しており、iPhoneやMacユーザーにとっては追加ツールなしで使えるのが魅力です。ここではiPhoneを例に使用方法について解説します。
使用方法
1.アドレスバーの左側に表示されるアイコンをタップ。
2.「Webサイトを翻訳...」をタップ
3.「日本語」をタップ
このような手順を踏めば、英語で書かれたWeb記事を日本語にすることができます。
まとめ:どのツールがおすすめ?
ツール名 | ページ丸ごと翻訳 | 翻訳精度 | 対応言語数 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
Google翻訳 | ◎ | ○ | 100+ | 幅広く対応・初心者向け |
Weblio英語翻訳 | ×(文章のみ) | ◎(英語) | 1(英語) | 英語の学習や精読向け |
DeepL Pro | ×(文章中心) | ◎ | 30+ | 自然な文章翻訳重視 |
Microsoft Translator | ○(Edgeで可能) | ○ | 70+ | Windowsユーザー向け |
Safari翻訳 | ◎ | ○ | 限定的 | Appleユーザー向け |
おすすめは「Google翻訳」と「DeepL」の組み合わせです。ページ全体を翻訳したいときはGoogle翻訳、文章のニュアンスを丁寧に理解したいときはDeepLを使うことで、バランスよく対応できます。
PDF翻訳ツール4選【オンラインで簡単翻訳・英語PDFにも対応】

Webサイトを閲覧する中で、PDFファイルで配布された資料やマニュアルなどを翻訳したい場面も多くあります。PDFはそのままだと翻訳しづらいフォーマットですが、最近は「PDF翻訳ツール」を使えば、手軽に日本語や英語などへ変換することが可能です。
ここでは、特に使いやすく精度も高い「PDF翻訳ツール」を4つ厳選してご紹介します。
1. Google翻訳でPDF翻訳
特徴
Google翻訳はWebサイト翻訳だけでなく、PDFファイルの翻訳にも対応しています。ファイルをアップロードするだけで、簡単に外国語PDFを日本語に翻訳できます。無料で使えるのが魅力です。
使用方法
1.Google翻訳 にアクセス。
2.左側に「ドキュメント」タブをクリック。
3.翻訳したいPDFファイルをアップロード。
4.対象言語を設定して「翻訳」をクリックすると、PDFの内容が翻訳された形でWebページに表示されます。
※レイアウトや画像は保持されませんが、テキストベースでの内容確認には十分です。
2. Smallpdf(スモールPDF)
特徴
SmallpdfはPDF編集や圧縮で有名なオンラインツールですが、「PDF翻訳機能」も提供しています。操作が直感的で、複数の言語間で高速に変換可能。無料でも基本的な翻訳ができます。
使用方法
1.Smallpdf翻訳ツールにアクセス。
2.PDFファイルをアップロード。
3.翻訳機能を選択(場合によってはGoogle翻訳APIを使用)。
4.翻訳結果を新しいPDFとしてダウンロード可能。
※一部機能は有料プラン限定なので注意。
3. CanvaでPDF翻訳
特徴
Canvaは本来デザインツールですが、PDFをアップロードして編集・翻訳することも可能です。デザインを保ちながら翻訳したい場合に非常に便利です。
使用方法
1.Canvaにログイン。
2.PDFをインポートして、ページ上で編集可能に変換。
3.翻訳したいテキストを選択して、DeepLやGoogle翻訳を使って手動で翻訳。
4.翻訳後に再度PDFとしてエクスポート。
※自動翻訳機能はありませんが、レイアウトを保持したまま翻訳できるのが大きなメリット。
4. DeepL TranslateでPDF翻訳
特徴
DeepLは高精度なAI翻訳で知られています。Pro版に加入することで、PDFやWordファイルなどをまるごと翻訳できます。文章の自然さやニュアンスを重視する人におすすめ。
使用方法
- DeepL Proにログイン。
- 「ドキュメント翻訳」からPDFファイルをアップロード。
- 対象言語を選択して自動翻訳。
- 翻訳されたファイルをダウンロード可能。
※無料版ではPDF翻訳は対応していないため、有料プランが必要です。
まとめ:PDF翻訳ツール比較とおすすめ
ツール名 | 無料利用 | 翻訳精度 | レイアウト保持 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|
Google翻訳 | ◎ | ○ | × | 手軽に使える基本翻訳ツール |
Smallpdf | △ | ○ | △ | オンライン完結で簡単操作 |
Canva | ◎ | ◎(手動) | ◎ | デザイン保持しながら翻訳可能 |
DeepL Pro | ×(有料) | ◎ | ◎ | 高精度・自然な文章のPDF翻訳に最適 |
おすすめは「DeepL Pro」+「Canva」の組み合わせです。
PDF内の文章の自然さを求めるならDeepL Pro、レイアウト維持をしたい場合はCanvaが強力です。手軽さ重視ならGoogle翻訳をまず試してみるのも良いでしょう。
【運営者向け】Webサイトを翻訳・多言語化する具体的な手法

1.自動翻訳ツール(Google翻訳など)を用いる
最も手軽なのは、Google翻訳などの自動翻訳ツールを利用する方法です。サイトに簡単なコードを埋め込みAPI連携するだけで、ユーザーが言語を選択できるようになります。低コストで、かつ導入が非常に早いのが魅力ですが、機械的な翻訳になりがちで、精度に課題があります。特に専門用語や文化的なニュアンスが伝わりにくいことが懸念されるでしょう。そして、翻訳対象はテキストだけで画像は翻訳されないため、海外ユーザーがサイトに流入してきても離脱されてしまう可能性が高いです。また、翻訳しただけではSEO的に効果があるわけではないので、自然流入は期待できません。
2.翻訳プラグイン
WordPressなどのCMSを利用している場合、翻訳プラグインを導入する方法もあります。GtranslateやWeglotなど、多様なプラグインが存在します。プラグインで多言語化を行うメリットとして、CMSの管理画面内で翻訳作業を行える、レビューがたくさんあるなど、比較的導入しやすい点が挙げられます。
ですが、デメリットも存在し、プラグインによってはサイトの表示速度に影響を与えたり、他のプラグインとの互換性に問題が生じたりする可能性があります。また、プラグインは海外製の製品がほとんどであり、日本語のサポートを受けづらい点も挙げられます。
3.多言語化サービス(SaaS)
クラウド型のサイト多言語化サービス(SaaS)を導入することも有力な選択肢農地の一つです。日本語のサイトをベースに手軽に多言語対応できる点や、翻訳の編集や画像の翻訳、海外SEO機能など豊富な機能性が大きな特徴です。WovnやAutolingualなど、日本企業が提供しているツールが多いため、十分なサポートを受けることができるのも魅力です。月々のランニングコストがかかってしまう点がデメリットですが、サイトの更新がそれなりにあれば、多言語化ツール費用の回収は容易です。
4.翻訳会社への依頼
サイトのテキストを抽出したファイルを作成し、翻訳会社にテキストを翻訳してもらい、社内や制作会社でサイトへ実装をする方法です。翻訳品質は保たれますが、莫大な費用と実装コストがかかってしまいます。また更新の頻度が高いと、その都度翻訳を依頼しなければならないため、お金と時間のコストが非常にネックとなります。
【運営者向け】失敗しないWebサイト翻訳サービスの選び方
運営者が外部の翻訳サービスやツールを導入する際、安易に価格だけで選んでしまうと後悔することになりかねません。失敗を防ぐために確認すべき3つのポイントを解説します。
1.初期費用とランニングコストのバランスを確認する
Webサイトは公開して終わりではなく、日々の更新が伴います。導入時の「初期費用」が安くても、ページを追加・更新するたびに翻訳の従量課金が発生し、結果的に「ランニングコスト」が膨らんでしまうケースは少なくありません。自社の更新頻度を事前にシミュレーションし、月額固定制のツールが良いのか、都度見積もりの外注が良いのかを見極めることが重要です。
2.海外SEO(検索エンジン最適化)にしっかり対応しているか
海外からの集客を狙うなら、翻訳ツールが「海外SEO」の技術的要件を満たしているかどうかが死活問題となります。例えば、検索エンジンに対して「このページは英語向けです」と伝える『hreflangタグ』の自動出力に対応しているか。また、各言語ごとに独立したURL(サブディレクトリなど)が生成される仕組みになっているかを確認してください。これらが備わっていないツールでは、いくら翻訳しても海外の検索結果に表示されないリスクがあります。
3.翻訳後のサイトデザイン崩れに対応しやすいか
言語によって文字の長さは大きく異なります。日本語の短い見出しを英語やドイツ語に翻訳した途端、文字数が倍以上に増えてレイアウトが崩れてしまうトラブルは日常茶飯事です。導入を検討しているツールやサービスが、各言語の長さに合わせたデザインの微調整(CSSの個別設定など)をサポートしているか、管理画面から簡単に修正できるかを必ずチェックしておきましょう。
Webサイト多言語化の事例
これまで見てきたように、Web サイトの多言語対応には複数のステップや注意点があります。そのようなポイントを押さえて、実際に Web サイトを多言語化した事例をご紹介します。
株式会社宮地商会
都内を中心に40以上の音楽教室と複数の楽器店を展開する宮地商会様では、楽器サイトを4言語に対応させています。同社の楽器店には、以前から中国・シンガポール・マレーシアといったアジア系のインバウンド顧客が多く続いていました。
そんな中、楽器サイトを英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語の4言語に多言語対応させることで、楽器の購入を検討している海外からのお客様に対してしっかり情報を届けることができる体制を整えました。

詳しくは、「インバウンド需要を逃さない。音楽のプロが選んだ、店舗来客のための多言語化対応」
MONOVATE株式会社
「ステンレス容器」の製造・販売を行っているMONOVATE様では、製品サイトを3言語対応しています。
同社の海外市場における取引は、以前は販売代理店経由が中心でした。しかし近年は、日本国内と同様にWebを起点とした集客に力を入れており、製品情報をもれなく多言語で発信することが必要でした。
そんな中、製品サイトを、日本語のサイトをベースに英語・中国語(簡体字・繁体字)の3言語に対応することで、海外からのお客様に対しても充実したコンテンツを提供する体制ができました。

詳しくは、「自社製ステンレス容器の海外展開を加速する。機能性とコストの「最適解」としてのAutolingual」
三条市立大学
新潟県三条市にある三条市立大学様では、大学ホームページを2言語対応しています。同大学では国際交流の取り組みを活発化させていく方針を掲げていましたが、Webサイトは日本語ののみの対応でした。
そんな中、大学ページを英語・簡体字の2言語に多言語対応することで、海外へのブランディング向上の一環として、国外に向けた情報発信を強化しました。

詳しくは、「国内外の認知拡大へ。Autolingualを活用したスピード感と品質を担保した上での大学サイトの多言語化戦略
まとめ:目的に合ったWebサイト翻訳ツールを選ぼう
「Webサイト 翻訳」は、情報のグローバル化が進む現代において、個人・企業問わず重要なテーマです。
記事では、閲覧者・制作者それぞれの立場からおすすめの翻訳ツールやサービスを紹介しました。
閲覧者向けには、Google翻訳やDeepLなど、手軽に使える無料ツールが充実。特に「ページ丸ごと翻訳」に対応しているGoogle翻訳やSafariは、外国語サイトを読む際に非常に便利です。
PDF翻訳では、CanvaやDeepL Proを使えば、文書のレイアウトを保ちながら高精度な翻訳が可能。用途に応じて無料・有料のサービスを使い分けましょう。
サイト制作者向けには、AutoligualやWOVN.ioなどの多言語対応サービスを活用することで、SEO対策・翻訳品質・管理の効率化が実現できます。
目的やサイトの規模、必要な翻訳精度によって最適なツールは異なります。
まずは無料の翻訳ツールを試しつつ、小規模な部分から多言語化を始めてみるのが成功の第一歩です。
これからWebサイトの多言語対応を考えている方は、ぜひ今回紹介したツールやサービスを参考に、自分に合った翻訳方法を見つけてみてください。